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のんびり花を見たり、山に登ったり。愛車DUCATI Monsterでツーリングも。
by mo-mo-115
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槍ヶ岳~北穂高岳 大キレット縦走(4日目:北穂高岳~上高地)

長野県 北アルプス・北穂高岳(3106m)~上高地(1500m)
2012年8月29日(水)晴のち雨
総歩行時間(休憩除く)6時間20分


3日目は槍ヶ岳の登頂と大キレットの通過という2つの目的を果たし、憧れの北穂高小屋で充実した時間を過ごした。
夕飯後、山頂で夕焼けを見てから小屋に戻ると、カウンターに生ハムの塊が!
食堂がすっかりバーになっていてビックリ!(笑)
ロケーションもすごいし、小さいけれど素敵な小屋だなぁ♪
初めは苦手だった山小屋だけど、今回の山行で山小屋で過ごす楽しさを知ってしまった気がする。
明日はとうとう最終日。
すっかり馴染んだ山の眺めともお別れかぁ・・・(T-T)
せっかく大きな目標を達成できたんだから、最後まで事故のないよう気を付けて下りましょう(^-^)
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滝谷夕景


5:54 北穂高岳
今日は上高地に下山するだけなので、この山行で初めて山小屋で朝食をとる。
食事の後、テラスで朝焼けを鑑賞。
常念山脈の向こうには南アルプスや富士山、八ヶ岳、浅間山や上信越の山々まで見えている。
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出発の準備を済ませて山頂へ。
北穂高岳の山頂は小屋の裏の階段を登ってすぐ。
足元に大キレット、滝谷、涸沢カールを見下ろす北穂山頂からの眺望は素晴らしく、いつまでも見飽きない。
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あ~、名残惜しいなぁ・・・もう下りちゃうのか(ノ_・、)
昨日通ってきた大キレットには薄く滝雲がかかっている。
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後ろ髪を引かれながら山頂を後にする。

6:01 北穂分岐
山頂から下りて間もなく奥穂方面との分岐に出る。
分岐を涸沢方面へ。涸沢カールを見ながら下っていく。
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涸沢までは岩の多い急な下りが続く。
途中長いハシゴと鎖場があるけれど、特に危ないことはない。
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高度が下がるとハクサンフウロやミヤマシャジン、イワオトギリやヨツバシオガマなどがまだたくさん咲いていた。
朝イチで元気だからか、岩場の下りに慣れたのか、昨年より随分と楽に感じた。
涸沢が近くなった頃、空には小さな虹色の雲が出ていた。
彩雲かと思ったらどうやら幻日という現象らしい。

7:58 涸沢小屋
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花いっぱいの沢を下り、涸沢小屋に到着。
さすがに登山客は出発した後で、小屋は閑散としている。
わたしたち以外には奥穂から降りてくるグループが休憩しているだけ。
涸沢小屋のカールを望むテラスでソフトクリームを食べて休憩。
ハイマツの緑と雪渓の白と空の青、夏の涸沢も爽やかでいいなぁ♪
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涸沢小屋で30分ほど休憩し、横尾に向けて下り始める。
涸沢カールや北穂の眺めともお別れだ~(ノ_・、)
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すぐに樹林帯に入り、緩い傾斜の道を下っていく。
道の脇には咲き残りのチングルマやミヤマダイコンソウ、モミジカラマツもあちこちに咲いている。
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途中で追い抜いた単独行の男性、転んだりして調子が悪そう;
声を掛けると膝の調子が悪いというので、常備している湿布を渡して手当てをして別れたけれど、無事に下りられたのか心配だなぁ・・

9:47 本谷橋
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しばらく花を愛でながらハイキング気分で歩く。
やがて沢の音が大きくなり、本谷橋手前は少し傾斜がきつくなる。
本谷橋で休憩20分。
足を沢につけたら痺れるほど冷たかった!
ずっと下りっぱなしで足が痛くなるかと思ったけど、問題なし♪
ここからはほとんど平地歩き。
屏風岩の横を通り、岩小屋跡を過ぎ、横尾大橋を渡ると横尾に到着。

10:54 横尾
横尾で休憩10分。
本谷橋まで燦々と日が差して暑かったけれど、このあたりから雲がかかりだした。
雨が降りさえしなければ、むしろ暑くなくて歩きやすいな。
ここからは往きと同じ道。
お腹が空いてきたけれど、徳沢まで頑張ってしまおう!

11:50 徳沢
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徳沢園のみちくさ食堂で昼食。
ダンナさまは往きと同じカレー、わたしはカレーうどん。
カレーうどん、美味しかった♪
ここまでくると人も多く賑わっていて、下りてきたな~って感じがする。
ダンナさまは平地歩きに飽きて八つ当たり気味に睨んでくる。
わたしを睨んだってしょうがないでしょうに(笑)

13:05 明神
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ここまでくると山というより観光地の雰囲気。
行きと反対の左岸を歩いて最短で上高地へ向かう。
明神を過ぎるとわたしも緊張感がきれ、上高地まで長く感じたなぁ(^-^;)
途中、梓川のほとりに人が集まっていると思ったら、サルの親子が川を渡っていた。

13:49 河童橋
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河童橋にはたくさんの観光客。
往きは時間が早くて空いていたけど、今はちょうど最後に河童橋を見て帰り始める時間なんだろうな。
岳沢の上部にはガスがかかり、穂高の山頂は見えない。
奥穂までいった人たち、大丈夫かな?

13:55 上高地バスターミナル
梓川沿いを歩きバスターミナルに到着すると、沢渡行の乗り場には長蛇の列!
一台目のバスに乗れず、次のバスを待っていると、とうとう雨が降ってきた。
バス乗り場の屋根の下に入った直後で助かった~!ぎりぎりセーフ!(´▽`) ホッ
沢渡の駐車場に戻り、下山後の楽しみ、白骨温泉へ向かう。
白船荘新宅旅館で白濁の温泉に浸かり、美味しいお食事で大キレット通過の祝勝会♪
いい温泉だったー!
翌日は安曇野で夕飯用の新鮮な野菜を買い、穂高駅そばの穂高神社にお礼参り。
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すごく立派な神社なんだなぁ。
へ~、山の神様なわけじゃないのね・・むしろ海だ(^-^;)
でもお蔭さまで無事にすべての行程を歩き、その上お天気にも恵まれ、この上なく良い山旅でした。
ありがとうございました♪
次は奥穂山頂の嶺宮にお参りにいくかな!(o^-')b


今回はとにかく達成感・満足感が半端じゃなかった!
大キレットは天候や状況によって行かない可能性も高かったけれど、結局いい条件で歩ききれてしまった。
正直、岩場ひとつひとつはそれほど難易度が高いとは思わなかったけれど、ミス一つが命取りで、緊張を強いられる区間が長く逃げ場がない。
天気や状況次第で難易度は何倍にも跳ね上がるんだろうな~(^-^;)
ダンナさまは帰ってきてから「また大キレット行きたい」なんて言ってるけど、わたしはもう満足しちゃったなぁ。
ずっと天気が良く、槍ヶ岳や北穂の山頂でも、縦走中の稜線や大キレットからも遠くの山々が見えていたため、行ってみたい山が増えちゃったし(笑)
五竜・鹿島槍とか、薬師岳や雲ノ平あたり、いってみたいなぁ・・・。
でもしばらくはのんびりと、穏やかで静かな山歩きをしたい。
温泉付きで紅葉の那須や安達太良なんていいなぁ♪
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槍ヶ岳山荘から槍の穂先を望む
by mo-mo-115 | 2012-08-29 23:51 |

槍ヶ岳~北穂高岳 大キレット縦走(3日目:槍ヶ岳山荘~北穂高岳)

長野県 北アルプス・槍ヶ岳山荘(3060m)~北穂高岳(3106m)
2012年8月28日(火)晴
総歩行時間(休憩除く)5時間35分


今日はいよいよ大キレットにチャレンジ!
難所での「万が一」の不安はあるものの、夏場にありがちな雷雨の予報もないし、体調も特に問題なし。
これは行くしかないでしょう!
わたしは大キレットにいくことにはいまいち乗り気じゃなかったけれど、北穂高岳にもう一度行きたいという思いは強い。
去年あまり時間がなく、心残りのまま後にした北穂高小屋に泊まってみたい!
あの展望テラスで景色を楽しみながらコーヒーを飲みたい!
大キレットを越えて、願いを叶えに行こう!
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北穂高岳山頂から見た大キレット


5:22 槍ヶ岳山荘発
暗いうちに支度を整え外に出ると、ご来光を槍ヶ岳山頂で見ようという人たちのヘッドランプが槍の穂先で動いている。
わたしたちは今日も朝食をお弁当にしてもらって早出。
・・・のつもりが、ご来光を見ていたら5時に朝食を食べた人たちとあまり変わらぬ出発時間になってしまった(^-^;)
でも絵に描いたような素晴らしいご来光だったので、良しとしよう♪
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昨日見えなかった笠ヶ岳もきれいに見える。ホント姿のいい山だなぁ!
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5:32 飛騨乗越
槍ヶ岳山荘からテント場を過ぎ少し下ると、槍平方面と道を分ける飛騨乗越に着く。
南岳への矢印に従って直進。
雲海とはるか上層に薄い雲があるけれど、ちょうど山の高さの視界はクリアで、北アルプスの山々はもちろん、富士山や南アルプス、八ヶ岳なども近くに見える。


5:47 大喰岳
飛騨乗越から緩く登ると大喰岳。
わずかな登りなのに体が重い!高度のせいかな(゚ー゚;Aアセアセ
大喰岳の山頂付近は広くなだらかで、顕著なピークは見当たらない。
振り返ると槍ヶ岳と槍ヶ岳山荘がよく見える。
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まだ歩き出したばかりなので、そのまま中岳へ向かう。
大喰岳から中岳までは快適な稜線散歩。
右手に笠ヶ岳、左手に常念岳を見ながら歩く。
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絶景の稜線歩きなのに、先に待ち受ける大キレットのことを考えると、眺めを楽しむ余裕はあまりなかったり(^-^;)

6:32 中岳
中岳直下はハシゴもかかる岩場になっている。
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背後では大喰岳の右に槍ヶ岳が顔を出している。
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前方は南岳方面の稜線と鞍部の南岳小屋、北穂山頂直下の北穂高小屋も見えるけれど、大キレットは深く切れ落ちているためよくわからない;
ここで朝食を食べてから出てきた同室のご夫婦に追いつかれてしまった。
親に近い年齢のご夫婦だけど、山やスキーで鍛えているそうで、さすがに健脚!
大キレット方面に向かう人は少ないので、知り合いに会えてホッとする。
写真を撮りあったりして10分休憩。

7:49 南岳
中岳から岩のゴロゴロする鞍部に下って、南岳へ登り返す。
このあたりにきてようやく体の重さから解放され、調子が出てきた♪
ほとんどがザレた緩い登りだけど、一部こんな岩場もある。
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南岳山頂からすぐ下に南岳小屋が見える。
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あの先がいよいよ大キレット!
緊張感が高まってくる・・・

7:57 南岳小屋
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ザレた道を下り、南岳小屋に到着。
ここで腹ごしらえと難所を越える準備のため30分ほど休憩。
先ほどのご夫婦は「北穂小屋で会いましょう」とそのまま大キレットへ。
その言葉を励みに、大キレットへ向かう。
・・・が、南岳小屋の外れにあるこんな看板↓でまたまた萎縮(笑)
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「近年これより先の大キレットでは重大事故が頻発しています。大キレットは難易度・スケール共に日本屈指のハードなルートが続きます。いま一度、天候・体調・装備などを確認の上、事故のないように気を引き締めて。無事に通過されることを願います。」
気合を入れ、踏み跡を辿って左の岩峰へ向かう。
岩峰を登り切り、大キレットへ下り始めて間もなく、ダンナさまが「どうやって降りるんだ?」と足を止める。
切り立った岩壁にペンキマークや鎖はなく、どこから下ればいいのかわからない。
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えー!こんな険しい岩場で自分たちでルートを見つけながら進まなきゃならないの??
それって、わたしたちには難易度高すぎるんじゃ・・・?(゚ー゚;Aアセアセ
絶対に目印があるはずだと、ダンナさまにマークを探してもらうと、遥か下にならあるという。
・・・本当にここから降りるのか??;
どうもおかしいので、登り返すことに決めて岩峰の上まで戻ると、右手から人が登ってくるのが見える。
やっぱり間違えてた~!
地図を見たらどうやらシシバナという展望台だったらしい。
印の多い北アルプスの登山道で道迷いなんて・・と思っていたけど、なるほど、こうやって迷うんだな; 危ない危ない(^-^;)
そうでなくても緊張してるのに、余計神経すり減ったよ~;
あとで写真を確認したら、さっきの南岳小屋の看板にちゃんと
「←獅子鼻 北穂高岳→」 って書いてあった・・・(-_-;)

8:41 大キレット入口
迷い込んだシシバナの岩峰で20分弱のロス;
仕切りなおして右手のガレた傾斜を下り始める。
ちょうど登ってきた若い男性に「大キレットどうでした?きついですか?」と尋ねると
「凄まじいです。本っっ当に気を付けてください!」 との答え・・・
凄まじい・・?(゚ー゚;Aアセアセ
想像していた以上にヤバそうな答えにさらに緊張感が高まる;
南岳からの下りは最初はザレた滑りそうな道で、だんだん岩場の急下降になる。
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ところどころ鎖はあるし、最後の垂壁には長いハシゴがかかっているのだけど、ザックが邪魔だったり、傾斜がきつく足元が見えづらかったりで、かなり気を遣った。
下りてきた南岳の南壁を振り返る↓
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9:22 最低コル
南岳の南壁を一気に下り、細い稜線を進む。
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少し行った平らな場所が最低コルらしい。ここで小休止。
これから北穂まで、300m以上登ることになる。
北穂山頂まで、直線ならわずかな距離に見えるのになぁ・・・
最低コルから長谷川ピークへ向けて細い岩稜を行く。
このくらいの岩場ならそう珍しくはない。
たしかに落ちたらただでは済まないけれど、それはどこの山でも同じこと。
切れ落ちてるのが数百mだろうが数十cmだろうが、次の一歩を確実に踏むだけ。
そう思うと「大キレット」という名前にビビッていた気持ちが消え、岩場歩きが楽しくなってきた♪

10:14 長谷川ピーク
岩の積み木のような稜線を登っていくと、ペンキで「Hピーク」の文字がかかれた岩が!
ここが長谷川ピークかぁ。
大キレットを眺めたとき、一際目立つ切り立ったピーク。
このあたりからルートは少し東寄りに向きを変える。
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足場が狭くて広角で撮れない(笑)
長谷川ピークの少し先の馬の背あたりは、細い岩の稜線上を進んでいく。
太い鎖もつけられているけど、動く鎖より岩につかまったほうが安心なので、あまり鎖は使わなかった。
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最後に岩を信州側から飛騨側に乗っ越すあたりが高度感があって怖いらしい。
「うわ~、ここやばい」といいながら通過するダンナさまの後ろを「え~、どこどこ?」と言いながら通過。ダンナさまは呆れ顔(^-^;)
岩を跨いで座り、「イエ~イ!県を乗越し~♪」とやったら、とうとう「サルめ!」と暴言を吐かれた(>_<)
この頃には両脇が切れ落ちてるとか、風が吹いたらどうしようとか、そういうネガティブな考えは頭から完全に消していた。
ひたすら数m先のルートを示す〇印と、足や手を掛ける岩の確認だけに集中する。
常に三点確保!たまに遠くの山々を眺めるけれど、足元の崖は見ない!(笑)

10:35 A沢のコル
長谷川ピークから下り、少し開けた鞍部、A沢のコルに到着。
大キレット中の数少ないホッとできる場所で、ザックを降ろして20分ほど休憩した。
あ~、笠ヶ岳がきれい・・・♪
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ここから次の難所、飛騨泣きの登りが始まる。
そそり立つ岩壁を手足を使って登っていく。
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一見しっかり壁の一角を成しているような岩も、触れると動くことがある。
一歩一歩、手の掛けられる岩、しっかりした足場を探りながら登っていく。
これってもう、ボルダリングっぽくない??
途中、越えてきた長谷川ピークを振り返る。
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あんなとこにいたんだ・・・嘘みたい(^-^;)

11:10 飛騨泣き核心部(?)
たぶん、このあたりが飛騨泣きの核心部分と言われてる場所だと思う。
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ダンナさまのつかまっている岩と正面の垂直に近い岩壁の間には短く細い通路があり、両側は窓のように開いて切れ落ちている。
正面岩壁には左下の矢印あたりにステップが取り付けられ、その下にも2本、杭が打ってある。
杭とステップを足掛かりに、真ん中あたりの矢印付近から垂れたちょっとアヤシイ鎖を使って登り、〇印のある飛騨側をトラバースしていく。
岩壁の裏側に回り、今度は信州側を鎖とステップを使ってトラバース。
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足元はどこまで切れ落ちてるのか知らないけど、すぐ下にハイマツが見えるので、個人的にそこを地面とする!(笑)
飛騨泣きを越えると、いよいよ北穂高岳への登り。
見上げるような急傾斜の登りで、今までの岩場より大変なんじゃないかとウンザリ;
浮石や崩れやすい壁、足場には滑る砂や小石が積もっていたりで慎重さが必要。
途中10人ほどのパーティが降りてきた。
落石が怖いので下りの人たちに道を譲り、狭い足場に避けて長いこと待つ。
ここを下るのは骨が折れそうだなぁ;
無事すれ違いを終え、北穂に向けて最後の登り!
小屋のテラスから先行したご夫婦が覗いているのが見える。あと一息!
それにしても、最後まできっつい登りだなぁ。
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12:00 北穂高小屋
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やった~!無事大キレット通過!
小屋の裏手からテラスに向かうと、先に着いていた方たちが拍手でお祝いしてくれた。
嬉しさや解放感や疲れや達成感や、いろいろなものがドッと押し寄せてくる。
いや~、ほんとに大キレット渡ってきたんだなぁ・・・
テラスから通ってきた険しい稜線を眺め、感慨に浸る。
迎えてくれたベテランのご夫婦と大キレットの感想を話し合ったところ、わたしと奥さんは南岳からの下りが一番嫌だった場所で、ダンナさまとあちらのご主人は長谷川ピーク先の馬の背の乗越しが一番スリルがあったという。
一ヵ所だけわたしと奥さんは足が届かずに難儀した場所があったけれど、どうやらそこは左側にステップがあったらしい。
後ろ向きに降りてるから見えないんだよね(^-^;)
どうも苦労した場所が一緒だ(笑)
お喋りの間にも大キレットから登ってくる人たちがいて、みんなで拍手で迎え、喜びを分かち合った。
共に難所を越えてきた連帯感、なんかいいかも♪
長いことテラスや山頂で展望を楽しみ、無事縦走できたら食べようと持ってきたご褒美のパウンドケーキでお茶にした。
大キレットを眺めながらのパウンドケーキとコーヒー、最高に美味しかったなぁ!
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北穂高小屋は涸沢フェスティバルの最終日のせいか、けっこう混んでいたけど、2畳ほどのカイコ部屋にダンナさまと二人だけで寝られた。
今夜は大キレットのプレッシャーから解放され、ゆっくり休めるな♪
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北穂側から見た飛騨泣き
by mo-mo-115 | 2012-08-28 21:03 |

槍ヶ岳~北穂高岳 大キレット縦走(2日目:槍沢ロッヂ~槍ヶ岳)

長野県 北アルプス・槍沢ロッヂ(1820m)~槍ヶ岳(3180m)
2012年8月27日(月)快晴
総歩行時間(休憩除く)4時間45分


2日目は朝食をお弁当にしてもらって、早発ちで槍ヶ岳に登頂する予定。
時間はじゅうぶんあるけど、午後になると雲が湧きだすし、何より雷が怖い!
今日槍ヶ岳に登れなければ翌日の大キレットの予定が変更になる可能性大だし、せっかくならガスがかかる前に山頂からの眺めを堪能したい。
樹間から見る夜明け前の空には雲の影ひとつなく、天の川がきれい。
今日もいいお天気になりそうだ♪
さぁ、北アルプスのシンボル、槍ヶ岳目指して出かけよう!


4:53 槍沢ロッヂ発
空が白んでヘッドランプなしで歩ける程度になったので、槍沢ロッヂを出発。
標識に従って樹林帯を登っていく。
しばらく行くとババ平の槍沢キャンプ地に到着。
広場に水場と石垣のようなものがあり、テントがいくつか張ってある。
キャンプ地を過ぎ、槍沢を遡っていく。
沢の隅の平坦な登山道には石が積まれ、歩きやすく整備されている。
涼しい空気が流れてくると思ったら、沢に雪渓が現れた!
解けかけていて、中に大きな空洞が出来ている。
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登山道は一部雪渓の上を歩くようになっているが、傾斜もほとんどなく、踏み跡を辿れば問題なし。
水場を過ぎ、槍沢大曲りで東鎌尾根への道を分けると、徐々に高度を増しながら天狗原との分岐に出る。
途中から日が当たり暑くなってきたので、休憩がてらお弁当を食べる。
槍沢ロッヂのお弁当は竹皮に包んだ五目寿司で、食べやすくとても美味しかった!
お寿司、山に合うなぁ♪

さて、ここまでの3時間半、写真がほとんどなく、各ポイント通過時間もわからない。
新しく買ったデジカメが誤作動を起こして、数十枚の写真が記録されてなかったから!
も~~~!帰ったらすぐ返品だ!(>_<)

天狗原分岐を過ぎて、谷の終わりが見えたくらいからまた写真復活(^-^;)
このあたりは登山道脇の斜面にクルマユリやハクサンフウロの咲き残り、アザミやイワオトギリ、ミヤマトリカブトなど、色とりどりの花がたくさん咲いていて華やかだった♪
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石のゴロゴロする道をジグザグに登っていくと、左手の斜面がハイマツの生えた氷河地形になってくる。
振り返ると富士山が山の影から頭を出している!いい天気だなぁ♪
先ほどまで暑かったけれど、ここは下の沢から涼しい風が吹いてきて爽やか(^-^)
水場を過ぎて岩だらけの沢を横切ると・・・とうとう槍が見えたー!!
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ダンナさまが俄然やる気に!(笑)
槍ヶ岳の肩の辺りには今夜泊まる槍ヶ岳山荘も確認できた。
赤沢山の後には常念岳も顔を見せ始め、眺めのいい岩礫の道を登っていくのが楽しくなった。


8:28 播隆窟
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坊主岩屋下の標識を過ぎて間もなく播隆窟に着いた。
大岩が重なり、うまい具合に隙間が出来ている。
何段かになっていて意外と広いみたい。中には小さなお地蔵様。
槍ヶ岳を開山した播隆上人がここに53日籠って念仏を唱えたとプレートに書いてある。
新田次郎の「槍ヶ岳開山」は予習済み(o^-')b


8:59 殺生分岐
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さらにジグザグにガラガラ道を登っていく。
たまに岩が大きくなるところもあるけど、全般的に驚くほど歩きやすい道!
ガスに見え隠れする槍の穂先を見ながら登ると、右手の殺生ヒュッテへ向かう殺生分岐に出る。
ここで槍を見ながらお弁当の残りを食べ15分ほど休憩。
周りにはミヤマリンドウ、イワベンケイ、イワギキョウなどが咲いている。
さらに登っていくと槍の穂先が近づき、殺生ヒュッテや東鎌尾根のヒュッテ大槍を見下ろすようになる。
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登っている途中、大きな破裂音のような音がして振り向くと、左手の斜面を岩が転がり落ちている。
岩は加速度をつけ、U字谷の底で他の岩にぶつかって止まった・・・落石怖い!
見ていた人たちはしばしフリーズしていたっけ(^-^;)
最後に石畳のように整備された登山道をひと登りして、槍ヶ岳山荘に到着!
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9:48 槍ヶ岳山荘
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ゆっくり登ってお昼前に着けばいいなーと思っていたけど、まだ10時前(^-^;)
予想以上に歩きやすい登山道のおかげでコースタイムよりだいぶ早かった。
登山道を管理してくれている方々に感謝♪
まずは山荘でチェックイン。
受付で「今日は混んでますか?」とダンナさまが聞くと、「お客様が最初のチェックインなので・・・」とのお返事。
あはは!10時前だものねぇ。ほんと早すぎた(笑)
サブザックに荷物を入れ替え、身軽になっていよいよ槍の穂先へ!
険しい岩場を両手両足を使いながら登っていく。
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鎖やハシゴ、鉄の杭などで登りやすくしてくれているし、無茶しなければ問題ない。
一部登りと下りが一方通行になってる部分もあるので、ペンキマークに従っていく。
高度感はあるけど、ジャングルジムみたいで楽しい!
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岩の間にトウヤクリンドウの群落があったり、岩陰から小槍が覗いたり、短いけれど変化に富んだ登り♪
最後にハシゴを登ると・・・槍の山頂だー!

10:20 槍ヶ岳山頂
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山頂には小さな木製の祠があり、ぐるりと360度の眺め!
遠方からでも目立つ槍の穂先はさすがに素晴らしい展望だった。
西鎌尾根と裏銀座方面の山々。
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有名なクライミングルートの北鎌尾根。
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昨年歩いた常念山脈と表銀座コース。
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東鎌尾根と、歩いてきた槍沢方面。富士山は隠れちゃった(ノ_・、)
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そして、明日向かう穂高方面。前穂のギザギザがよく目立つ。
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笠ヶ岳だけ雲の中で見えなかったけれど、それ以外はほとんど見渡せた。
連なる山また山・・・すごいなぁ。北アルプス、やっぱり壮大だ。
槍ヶ岳の山頂に無事立てて、おまけに晴天に恵まれ、こんなスゴイ景色を見ることができた・・・神様、ありがとうっっ!!
半端な時間のせいか山頂は空いていて、風もなく暖かだったので、また1時間以上も居座ってしまった。
そのうち5,6人のパーティが登ってきて万歳を始めた。
メンバーの一人が今日この槍ヶ岳で100名山完登なんだって!
山頂にいるみんなで拍手して制覇を祝った。
素晴らしい景色や目標達成を見知らぬ人と共有して素直に喜べる。
登山ってホント素敵だと思う。
だんだん人が増えてきたので、下山にかかる。
空いていれば小屋⇔山頂は片道20分かからないくらい。

11:40 槍ヶ岳山荘
今日の行程を終えてもまだお昼前(^-^;)
指定された部屋に行ってみると、窓からは常念山脈が正面に見え、布団に寝転がると槍の穂先が見える最高のロケーション!
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チェックイン順にいいとこから割り当ててくれるのかな?
早出早着、万歳~!(笑)
山荘前のテラスでお昼を食べ、山荘内を探検して談話室の壁でボルダリングの真似事をしたり、売店で槍ヶ岳グッズを物色したり、同室の方とおしゃべりしたり・・・。
時間がたっぷりあるので、山荘ライフを満喫できる♪
寝床は槍沢ロッヂと同じようなカイコ部屋で、2段が向かい合った作り。
ここでもやはりお隣とは間隔を空けて寝られた。
夕日を見たかったけれど、西側には雲が出てしまって夕焼けにはならなかったなぁ;
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明日はこの山行最大の山場、大キレットを越える。
どうぞ晴れますように・・・。

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憧れの槍に向かって
by mo-mo-115 | 2012-08-27 20:57 |

槍ヶ岳~北穂高岳 大キレット縦走(1日目:上高地~槍沢ロッヂ)

長野県 北アルプス・上高地(1505m)~槍沢ロッヂ(1820m)
2012年8月26日(日)快晴
総歩行時間(休憩除く)4時間20分


どうしても槍ヶ岳に登らないと気が済まならいらしいダンナさま。
槍に登るまで他の山は目に入らないようなので、夏休みを利用して登りに行く計画を立てた。
表銀座コースで行くか、槍ヶ岳だけ往復か、あれこれ考えたけれど、なぜか北アルプス屈指の難コース・大キレットを通って北穂まで行くことに!
え~!大キレット、大丈夫なの~??(^-^;)
槍ヶ岳では落雷事故もあったばかりだし、滑落や落石も怖いし・・・;
天候と体調が万全な場合だけ大キレットに挑戦することにして、不安要素がひとつでもある時は南岳から天狗原を経由して槍沢に下山だね。
計画では、1日目は槍沢ロッヂまで、2日目は槍沢から槍ヶ岳に登頂して槍ヶ岳山荘泊、3日目に大キレットを越えて北穂高小屋泊、4日目は北穂から上高地に下山の3泊4日の行程。
下山後、白骨温泉で祝杯を挙げ休息するつもりだけど、無事祝勝会となるかどうか;
とにかく無理をせず、まずは槍ヶ岳登頂を目指して、今年最大の山行へ出発!!


8:43 上高地出発
4時起きで東京を出発し、沢渡に駐車してバスで上高地バスターミナルへ。
岳沢がきれいに見える。ん~、登山日和だ♪
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ダンナさまは観光センターに貼り出された最近の事故状況を熱心に見ている。
8月だけで3人亡くなってるのかぁ・・・これから行く槍や北穂でも・・・;
気を引き締めて行こう!(^-^;)
去年北穂に来たときは梓川の左岸を歩いたので、今度は河童橋を渡り右岸を歩く。
川や池の景色が美しく、左岸より見所が多い。
明日からが登山本番なので、疲れないようゆっくり歩く。
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9:53 明神
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嘉門次小屋の前を通り、明神池のほとりにある穂高神社奥宮でお参り。
今回ほど目的が明確なお参りも珍しいかも(笑)
無事戻ってこられますように・・・
明神橋を左岸に渡り、明神館で小休止。
標高高いのに、暑いなぁ・・・;

10:48 徳沢
平地歩きに飽きてきた頃、徳沢に到着。
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うわ~!大賑わい!テントの出店がいっぱい!
そうか、徳沢は涸沢フェスティバルの会場になってるんだ。
会場をざっと眺めて徳沢園でお昼休憩40分。
去年食べられなかった徳沢園名物の野沢菜チャーハン♪
あっさりして美味しい(^-^)
セットのスープを飲もうとしてうっかりこぼしてしまった!
スープはダンナさまの靴やパンツにかかり、思いっきり睨まれた!
ごめぇん!(゚ー゚;Aアセアセ
食事を終え、横尾に向けて再び平坦な道を歩いていく。
明神までは観光客も多いけど、ここから先はほとんどが登山者。

12:24 横尾
穂高と槍ヶ岳の分岐にある横尾に到着。
昨年はここに泊まり、横尾大橋を渡って北穂に行った。
槍ヶ岳方面へ直進する人たちをちょっぴり羨望混じりで見送ったけど、今回は自分たちがその道を進む。
ダンナさまは感慨深いものがあるようで、道標を写真に撮っている(笑)
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水を補給したりして20分の中休止。
横尾から先も川沿いに平坦な道を歩く。
散策路の延長みたいに歩きやすい道だなー。

13:22 槍見河原
しばらく歩くと河原で先行パーティが休憩していた。
挨拶して先へ進むと、なぜかダンナさまもそこで引っかかってついてこない;
なんだろうと思ったら、そこが槍の穂先の見える槍見河原だった!
危うくスルーするとこだった(^-^;)
まぁ、見えると言ってもこの程度。
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でも今日はずっと樹林帯を行くので、貴重な槍サマのお姿ではあるかな♪

13:33 一ノ俣
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立派な橋を渡って一ノ俣に到着。
沢と緑がきれいで、散策気分で歩く♪
ガレた沢を横切り、またまた立派な橋を渡るとそこが二ノ俣。
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13:42 二ノ俣
二ノ俣を過ぎると川の流れが速くなってくる。
道は川沿いから、緩く登っていく。
左手にポンプのようなものがあって、水をくみ上げてるのかと思ったら水力発電の設備だった。
槍沢ロッヂの電気はここからきてるのかな??

14:12 槍沢ロッヂ
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本日の宿、槍沢ロッヂに到着。
ここは水が豊富でお風呂にも入れる!d(゚-^*)♪
気温が高くて思ったより汗をかいたので、お風呂は有難い!
チェックインを済ませ、お風呂をいただく。
洗い場はなく、6~7人でいっぱいくらいかな。
男風呂は混んでて並んでいたようだけど、女風呂は常時2人くらいで悠々入れた♪
乾燥室も優秀で、洗濯したものも短時間でしっかり乾いたし、明日からの本格的な登りの前にさっぱりできて良かった~(^-^)
部屋は一般的な2段ベッドのカイコ部屋と、大部屋や個室もあるらしい。
寝床はカイコ部屋の下段の隅で、お隣さんとの間隔も空いていたのでゆったり使えた。
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小屋のそばの広場に望遠鏡が設置してあり、槍の穂先が見えたらしいけど、個人の物だと思って覗いてみなかったのが悔やまれる・・・(ノ_・、)
明日からの山行に備えて、早めに就寝!
明日はいよいよ槍ヶ岳だぁ!(^O^)

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河童橋から見る焼岳
by mo-mo-115 | 2012-08-26 21:24 |

八ヶ岳・赤岳

長野県 八ヶ岳・赤岳(2899m)
2012年8月17日(金)晴のち雨
総歩行時間(休憩除く)7時間5分


8月末の北アルプス縦走計画のトレーニングとして、八ヶ岳の赤岳に日帰り登山。
そういえば南八ヶ岳って行ったことがなかった・・・
日帰りではちょっと行程が長く、泊りだともっと遠くへ行ってしまうからかな;
今回は数日の縦走を想定して、とにかくゆっくり登って疲れずに下りてくることが第一目標で、あとは高度慣らしと、ダンナさまは新しいインナー、わたしは靴の横ずれ対策を試しに行くのが目的。
夏休み縦走前の最終調整、行ってみよ~♪


7:40 やまのこ村駐車場発
今回は練習登山ということで、美濃戸から行者小屋→文三郎尾根を経由して赤岳までの最短ピストン計画。
4時半出発で赤岳登山の玄関口、まずは美濃戸口へ。
林道の入り口を見過ごしてちょっと迷い、林道の凸凹道にハラハラしながらやまのこ村に到着。
駐車料金1000円を払い、準備をして林道を歩き始める。

7:50 美濃戸山荘
水量の多い川を渡り、林道終点にある美濃戸山荘に到着。
「←南沢」「北沢→」の看板があり、行者小屋に向かう南沢方面に進む。
最初は傾斜のほとんどないシラビソなどの針葉樹林を行く。
徐々に傾斜が増し、足元の石が大きくなってくるけど、全般的に歩きやすい道。
山荘を出て20分ほどのあたりは少し急で、大きな岩と木の根が登山道を埋めている。
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ここ、雨降ったら下るとき滑りそうだなぁ(^-^;)
急な個所はわずかで、また緩傾斜の道になる。
苔むした樹林帯をゆっくりゆっくり意識しながら登っていく。
目指すは登山ガイドの歩き方!(笑)
やがて涸れた河原に出て、しばらく行くとまた平らな樹林帯のお散歩道に。
賑やかな声が聞こえてきたと思ったら行者小屋に到着した。

9:59 行者小屋
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行者小屋の前の広場はたくさんの登山者で賑わっている。
テント場には色とりどりのテント!
美味しい水場があり、トマトやキュウリ、ビールなどが冷やしてある♪
ここから本格的な登りになるし、ここで一服していく人も多いんだろうな。
わたしたちも軽食をとりながら中休止20分。
行者小屋は赤岳や横岳の眺めが素晴らしい場所♪
赤岳の尾根にはかなりの急勾配で道が続いているのが見える。
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階段っぽいなぁ・・あそこ行くのかぁ(^-^;)
小屋を出発すると最初は緩い樹林帯で、徐々に傾斜がきついガレ場に変わり、木の背丈は低くなってくる。
一部登山道が流れちゃってるような場所もあったけれど、ほとんどが階段や流出防止柵で整備されている。
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急勾配の尾根を登り切ると、阿弥陀岳方面への道を分ける文三郎尾根分岐に出た。

11:23 文三郎尾根分岐
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見晴らしのいい文三郎尾根分岐で小休止。
中岳の向こうに雲がかかった阿弥陀岳が見える。
赤岳のゴツゴツした山頂方面も望める。この先は岩場だなー。
中岳の山頂で子供たちが「ヤッホー!」と盛んに叫んでやまびこで遊んでいる。
「ほら、今なら目立たないよ」と勧めると、ダンナさまもついに「ヤッホー!」
見事にやまびこが返ってきて満足そう(笑)
ここから先の岩場にはタカネツメクサやイワギキョウが群れになってあちこちに咲いていてとてもきれい!
険しい岩場でハッとするような鮮やかな花に出会うとちょっと感動する♪
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11:40 キレット分岐
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文三郎尾根から10分ほどで権現岳方面へ向かうキレット分岐に出る。
分岐を赤岳頂上方面へ。鎖のある本格的な岩場になってきた♪
もう山頂も近いだろうというときになってとうとう雨が降り出した。
こんな岩場で~!(>-<)
雲の加減ですぐ止みそうだけど、それなりにしっかり降っているのでカッパを着る。

12:10 赤岳山頂
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カッパを着て岩場を登ると10分足らずで山頂に到着。
・・・と同時に雷が鳴りだす(-_-;)
雷予報はなかったのに、やっぱり山の天気は気紛れだ・・
すぐそばに赤岳頂上山荘があり、ちょっと待てば天気は回復しそうだけれど、今日は練習登山だし、景色を楽しむのは次回にしようととっとと下りにかかる。
下り始めてすぐに雲が切れて青空が覗き、雲間から遠くの街も望めるようになった。
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12:40 キレット分岐
岩場の下りは濡れていても見た目ほど難しくはなく、登りの人たちに譲りながらのんびり下りていく。
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日が差して暑くなってきたので、岩場を越えたキレット分岐の先でカッパを脱ぐ。
歩き出してすぐにコマクサ発見!わぁ、可愛い~♪♪
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ふと見回すと下の斜面にも上の斜面にもコマクサの群落が!
あれ~?なんで登りの時は気づかなかったんだろう??
コマクサに見惚れて文三郎尾根分岐でのタイム計測を忘れてしまった(^-^;)
長い階段や崩壊気味の斜面は、雨の後の下りではきついだろうと覚悟してたけど、特に問題なし(^-^)

13:55 行者小屋
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小屋前の広場で中休止。
ここからは緩い下りなので、ここまでくれば一安心♪
休んでいる間にまた雷鳴が聞こえ出したので、撤収!
樹林帯に入り、涸れ河原あたりまでは日が差していたけど、その先ではまたガスに覆われ、頭上で雷鳴・・・;
往きに気になった岩と根の絡まる箇所は思った通り濡れて滑りやすくなっており、結局ここが一番歩きにくかったかも;

16:05 美濃戸山荘
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美濃戸山荘手前で雨が本降りになってきた。
山荘で休憩してても止みそうになかったので、カッパの上だけを羽織って駐車場へ。

16:27 やまのこ村駐車場着
無事下山~!(^-^)
我が家の日帰り山行としては長い行程だったけれど、ゆっくり歩いたせいかあまり疲れなかった♪
帰りは温泉に入り、八ヶ岳のアウトレットに立ち寄って夕飯を食べて帰宅。


今回は北アルプス縦走の練習登山として、本当に登っただけ、という感じになってしまったけれど、考えたら八ヶ岳の主峰に対して失礼な登り方だったように思う(^-^;)
せっかくの八ヶ岳、もっと景色を眺めたり岩場を楽しんだりすればよかった(ノ_・、)
ただ、岩場に咲く花々だけはしっかり楽しんで来た!
期待(というか予習)していなかっただけに、たくさんの花が見られて嬉しかったぁ♪
お店で勧められていた靴下2枚履きを試したら、気になっていたブーティエルの横ずれもなくなって下りも楽に歩けたし、縦走に向けて大きな自信になる登山だった。
今度は泊りがけで硫黄岳まで縦走して、ゆっくり山を楽しみたいな。
その時は赤岳に今回の非礼を詫びつつ、敬意を払って歩かせてもらおう(^-^)
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赤岳山頂へ向かって
by mo-mo-115 | 2012-08-17 22:02 |

南アルプス・鳳凰三山(2日目:薬師岳小屋~鳳凰三山~広河原)

山梨県 薬師岳小屋(2720m)~薬師岳(2780m)~観音岳(2840m)
     ~地蔵岳(2764m)~広河原(1520m)

2012年8月2日(木)晴れ
総歩行時間(休憩除く)5時間55分


薬師岳小屋は水道もない山小屋だけど、とても快適に過ごせた。
泊り客は12人だけ、布団も横や向かいは空いていて、個室と変わらないくらい落ち着けたし、スタッフの方たちものんびりおしゃべりに付き合ってくださった。
やはり山小屋は空いてる時に限るネ!(o^-')b
本当は夜明け前の星空を見ようと思っていたのに、寝坊して夜が明けてしまってから起き出す。
雲海から顔を出すご来光。
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今日は奥秩父の山々もハッキリ見える。
思った通り、お天気良さそう♪
朝食をさっさと済ませ、雲が出る前に地蔵岳まで行っちゃおう!


6:00 薬師岳小屋
薬師岳小屋の看板と一緒に写真を撮ってもらって、いよいよ鳳凰三山縦走に出発!
空は青く、東側は雲海が出来ていて、西側はきれいに晴れている。
薬師岳山頂までは小屋からすぐ♪

6:10 薬師岳山頂
花崗岩が積み重なった薬師岳山頂。
南西には朝日を浴びて迫力ある姿の白峰三山。
東は雲海の中に富士山、奥秩父、八ヶ岳がポッカリ浮かんでいる。
これから向かう観音岳へのなだらかな稜線がなんとも魅力的♪
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どちらを向いても絶景で、キョロキョロしながら雲上の縦走路を楽しむ。

6:45 観音岳山頂
白砂の道から岩場を一登りして、鳳凰三山の最高峰・観音岳に到着。
今まで見えなかった北西方面が開け、360度の大展望!
地蔵岳の尖ったオベリスクやその後ろにはきれいなピラミッド型の甲斐駒ケ岳!
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木々の緑と白い砂と青空のコントラストが美しい♪
振り返ると薬師岳の後ろに富士山。
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おなじみ白峰三山。その奥の仙丈ケ岳の左右には遠く中央&北アルプスが望める。
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最高の眺めだなぁ・・・あ~、ずっとここにいたい!
・・・というわけにも行かないので、20分近くも景色を堪能してから地蔵岳へ向かう。
しばらくは白砂の天国みたいな尾根道を行く。
やがてゴロゴロした岩場を下り、砂浜のような鞍部に着く。

7:28 鳳凰小屋分岐
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観音岳と地蔵岳の間の鞍部で鳳凰小屋を経由して青木鉱泉・御座石温泉へ行く道が分かれている。
滝が多いというドンドコ沢コースも楽しそうだなーと思いつつ、まっすぐ地蔵岳へ。
時々樹林帯に入りながら、アカヌケ沢の頭に向かって登り返す。
オベリスクがどんどん近づいてくる!
砂地の岩陰にはタカネビランジがいっぱい咲いていて大はしゃぎ♪
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8:16 アカヌケ沢の頭
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稜線上のアカヌケ沢の頭から地蔵岳へは10分ほどの下り。
ここにザックを置いて空身で往復する人が多いらしい。
オベリスクの根元で休憩するつもりだったので、全部背負ったまま下っていく。
急な斜面を下りて白砂の地に降り立つと、そそり立つオベリスクが目の前に!

8:24 地蔵岳山頂
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おぉ~!これが高速からも見えた地蔵岳のオベリスクなんだぁ!
大きい!山小屋の方に言われた通り、岩には登らないでおこう(^-^;)
砂地の賽の河原には甲斐駒を背にしたたくさんのお地蔵様。
お地蔵様の足元にはまるで供花のようにタカネビランジが寄り添っていた。
賽の河原を見下ろすオベリスクの根元で30分休憩。

9:02 アカヌケ沢の頭
急斜面を登ってアカヌケ沢の頭に戻る。
まだ朝の9時で、3000m近い高さにいるというのに暑いなぁ!
しかも、もうだいぶ雲が上がってきている・・・
まぁ目的の鳳凰三山縦走は晴天のうちに終えられたし、あとは安全に下山するだけ。
下山は白凰峠を経由して広河原へいく予定だけど、このコースはけっこう急で、岩場やハシゴもあるので悪天時はやめるようにと山小屋でアドバイスをいただいている。
どの程度急なんだろ??ちょっと不安・・・(゚ー゚;Aアセアセ
高嶺へのちょっとした登りがけっこう疲れる。

9:51 高嶺
灌木帯の中の岩の登山道を登り、高嶺に到着。
それまで飽きるほど姿を見せていた白峰三山もとうとうガスがかかってしまった・・・
でも日差しが遮られ涼しいガスが流れてくると、体感気温が下がって心地よい。
高嶺から少し平坦な尾根道を行くと、すぐにすごい岩場の下りに!
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鎖などはなく、ほとんど岩に座るようにして足を伸ばしながら下りる。
もともと岩場はスリルあって好きだけど、ここ悪天の時に通過するのは嫌かも・・・;
その後も急なヤセ尾根を行く。
下のほうのガスが流れて、川や道路らしきものが見えた。
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あそこが広河原かな?ずいぶん下のほうだなぁ(-_-;)
ヤセ尾根からガレた斜面を下りていく。
ガスの中から時々北岳や仙丈ケ岳が顔を出す。
少し疲れてきたので眺めのいい斜面で昼食休憩10:30~11:00。
白凰峠あたりから下に向かって、雪渓のように岩が谷を埋めているのが見える。
峠の先にゴーロ帯があるって聞いたけど、まさかあんなガラガラした雪崩みたいなとこ、登山道じゃないよねぇ?
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11:13 白凰峠
白凰峠で甲斐駒へ向かう早川尾根と道を分け、広河原への下山道に進む。
峠から浮石だらけのゴーロ帯が始まる。
ここはさっき、まさかと思ったあのガラガラ斜面!!( ̄□ ̄;)!!
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このゴーロ帯を歩いた30分ほどは足元が不安定で疲れた~!
ようやくゴーロ帯を抜けるとシラビソやツガの苔むした樹林帯に入る。
傾斜は全般的にきつく、浮石も多い。
30分ほど下ると4段のハシゴの岩場が現れる。
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少し行くと今度はロープのある濡れた一枚岩の斜面。
最後は鎖で巨岩をトラバースし、木のハシゴを下りて木橋を渡るポイント。
こういうのはアスレチックみたいで楽しいんだけど、それ以外の傾斜のきついフツーの下りが辛くなってきた;
気温も高く、下りなのに汗をかく;
時々休憩を挟み、初めて見たキバナノヤマオダマキで気を紛らわしながら下る。

13:21 白凰峠入口
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だんだん沢の音が大きくなってきて、登山口が近くなったような気がする。
下りで焦りたくないからバスの時間を気にしないようにしてたけど、ギリギリ間に合いそうな感じ。
危ないなぁと思いながらも少し急いで降りようとしたら、すぐに登山口に到着した。
やった~!舗装路だぁ~!
バスは13:40発。平らな道に感動しつつ、バス停まで急ぐ。
それにしても暑い!ここだって標高1500mもあるのになぁ;

13:30 広河原バス停
バス停に到着し、夜叉神峠行のバスを探す。
甲府駅行きのバスが寄るらしいので、それに乗車して駐車場へ戻る。
車で金山沢温泉に立ち寄り、山行を思い返しながらお湯につかる。
う~ん、これもまた至福の時♪
ガレた下りはちょっと嫌になったけど、疲れ具合は日帰り山行と変わりなくまだまだ余裕がある。
次の縦走に向けていい練習になったな♪


1泊2日の短い縦走だったけれど、思った以上に満足感のある山行だった!
一生モノの、思い出に残る楽しい山歩きだったなぁ!(^-^)
花崗岩の白い山肌が青空に映えて、とても印象深い縦走路だった。
北アの燕岳もこんなふうだったんだろうけど、ガスってたしなぁ・・・
やっぱり山旅の良し悪しはお天気によるところが大きい!
平日なので人が少なく、休憩ポイントの山頂や、たまにすれ違う人に出会う以外はほとんどダンナさまと二人だけだった。
小屋でも気兼ねなく寛げたし、絶景を独り占めしてるような感覚は贅沢以外のなにものでもない。
山は晴れてる時に限る!
小屋は空いてる時に限る!
もう、これに尽きますネ(o^-')b
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縦走中、観音岳と白峰三山を振り返る
by mo-mo-115 | 2012-08-02 23:02 |

南アルプス・鳳凰三山(1日目:夜叉神峠~薬師岳小屋)

山梨県 夜叉神峠(1380m)~薬師岳小屋(2720m)
2012年8月1日(水)晴れ
総歩行時間(休憩除く)4時間40分

去年北穂に同行してくれたO夫妻と鳳凰三山一泊縦走を計画。
朝から晴天で、中央道から地蔵岳のオベリスクがハッキリと見え、テンションMAX!
ところがO君の奥さんの体調不良でO夫妻は登山口で引き返すことに・・・。
コースの予習はしてたけど、ベテランのO君を頼りにしていたので、ちょっと心もとない;
でもせっかくの計画と青空を無駄にするのももったいないし、わたしたちだけで行ってくるか!
残念そうな二人に見送られながら、ダンナさまと二人で出発!


7:28 夜叉神峠登山口
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今日のコースは7時間弱の予定だけど、O君の話ではそんなにかからず5時間半もあれば行けるだろうとのこと。
夜叉神峠まで樹林帯の中を登っていく。
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とても歩きやすく整備されていて、まるで奥多摩にでもいるみたい!
でも寝不足のせいか、いつもより荷物が多いせいか、とにかく体が重い・・・;
ベンチで休みつつ、ゆっくり進む。
左手の樹間からは白峰三山がチラチラ見えている。

8:18 夜叉神峠
周りの木が広葉樹に変わり、青空が覗いたと思ったら夜叉神峠に到着した。
広場の隅に小屋があり、樹間から見えていた白峰三山が目の前にドーンと姿を現す。
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右から北岳・間ノ岳・農鳥岳。憧れの3000m稜線だぁ♪
小屋のベンチで休憩12分。
雲一つない青空、最高の天気だけどちょっと暑い~(^-^;)
峠から笹の間の道を少し下り、また樹林帯をひたすら登る。
30分ほどで富士山や街の展望が開ける場所に出た。

9:43 杖立峠
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杖立峠の道標のある場所に出た。
地図の注意書きではここが大崖頭山あたりらしい。
特に何もないので、そのまま先に進む。
ようやく脈拍が落ち着いて体が動くようになってきた。
今回は落ち着くまで長かったなぁ(^-^;)

10:07 焼け跡?
また頭上が開け、登山道の横に広場のような場所が出てきた。
ここにも鉄の道標が立っている。このあたりが本当の杖立峠なのかな?
杖立峠では以前山火事があったそうで、この広場が焼け跡みたい。
ここで軽食休憩。白峰三山に少し雲が湧き始めている。
晴天は嬉しいけど、日差しがきつい・・・;
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11:11 苺平
再び樹林帯に入り、しばらく登ると苺平に到着。
ここも道標以外特に見るものはないかな;
シラビソのきれいな森のなだらかな道を進む。
このあたりは清々しくて気持ちいいなぁ♪
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11:46 南御室小屋
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道が緩い下りになり、シラビソの森が途切れると南御室小屋が見えてきた。
左手にテント場があり、小屋の前には布団がたくさん干してある。
水量豊富な冷たくて美味しい水場もある♪
南御室小屋に予約してあるけど、行けるようなら薬師岳小屋まで行く予定で、O君からは「南御室小屋着が14:00過ぎてたらそこで泊まるように」とアドバイスを貰っている。
午前中に着いてしまったので、薬師小屋泊に変更してもらうよう小屋のお姉さんにお願いした。
とても感じのいい方で、親切に対応していただいた(^-^)
小屋前のベンチで昼食休憩35分。
この先、下山するまで水場はないので、ありったけの容器に水を詰め込んでいく。
食事分は減ったけど、水が重いわ~(゚ー゚;Aアセアセ

13:01 ガマの岩
南御室小屋を後にし、ザレた登山道を登っていく。
足元のこの感じ、同じ花崗岩質の合戦尾根に似ているかも。
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登山道脇に巨石が現れ「ガマの岩」の看板があった。
だんだん岩が大きくなってきた。さぁあと一踏ん張り!

13:19 砂払岳
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気づくと周りにシャクナゲとハイマツが増え、ようやく森林限界に到達!
今までとまったく違う白砂と花崗岩の巨石が転がる景色が飛び込んでくる!
あたりはすでにガスが濃くなっている。
ガスの合間に白い山肌の薬師岳が見える。
先ほどまでの登山道とあまりに様子が違い、ギャップに戸惑ってしまう;
晴れてたら感動の光景が広がってたんだろうになぁ(ノ_・、)
足元を見ると、岩陰に・・・わぁ♪タカネビランジだぁぁぁ!(^O^)
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砂礫地に咲く南アルプス特有の花で、今回この花を見るのが楽しみのひとつだった。
O君の奥さんにも見せたかったなぁ(>_<)

13:33 薬師岳小屋
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砂払岳の岩場を一登りしピークを越えるとすぐ下に薬師岳小屋が見えた。
小屋の手前に一ヶ月前に新設されたばかりという水洗トイレ!
小屋より立派に見えたりして・・・(笑)
宿泊の手続きをして中に入る。今日は空いているらしい。
まだ1組しか来ておらず、好きな場所に寝てOKとのこと。ラッキー♪
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予定よりかなり早い到着だったので、外のベンチでコーヒーを淹れ、一服してから布団でウトウトしているとサーッと雨音がしだした。
夕立かな?歩いているうちに降られなくて良かったなぁ。
雨は30分ほどで上がり、日が差し始めた。
砂払岳の中腹まで行ってみると、東側に町が広がっているのが良く見える!
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小屋番のお兄さんが韮崎の街だと教えてくれた。
韮崎の背後で雲を纏っている山塊が奥秩父。
一度小屋に戻り、おでん定食といった感じの夕飯を済ませてから、夕日を見に薬師岳の中腹までいってみた。
薬師岳の砂礫にはタカネビランジがたくさん♪
先ほどの雨が空気を洗い流したのか、周りの山がクリアに見える。
白峰三山との間の雲が抜け始め、東の富士山にかかった雲も消えてきた。
白峰三山方面。
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荒川三山方面。
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赤く染まった富士山と砂払岳。
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沈みゆく太陽、刻々と表情を変える山々。
やがて丸い月が上り、街の明かりが瞬きだす。
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美しい光景に言葉も出ない・・・。
山に登って本当に良かったと思える瞬間。
常念岳山頂で感じた幸せを、ここでもまた感じられた。

明日の晴天を確信し、宿に戻って早めの就寝。
南アルプスの絶景を期待してます!
by mo-mo-115 | 2012-08-01 20:53 |