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のんびり花を見たり、山に登ったり。愛車DUCATI Monsterでツーリングも。
by mo-mo-115
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槍ヶ岳~北穂高岳 大キレット縦走(3日目:槍ヶ岳山荘~北穂高岳)

長野県 北アルプス・槍ヶ岳山荘(3060m)~北穂高岳(3106m)
2012年8月28日(火)晴
総歩行時間(休憩除く)5時間35分


今日はいよいよ大キレットにチャレンジ!
難所での「万が一」の不安はあるものの、夏場にありがちな雷雨の予報もないし、体調も特に問題なし。
これは行くしかないでしょう!
わたしは大キレットにいくことにはいまいち乗り気じゃなかったけれど、北穂高岳にもう一度行きたいという思いは強い。
去年あまり時間がなく、心残りのまま後にした北穂高小屋に泊まってみたい!
あの展望テラスで景色を楽しみながらコーヒーを飲みたい!
大キレットを越えて、願いを叶えに行こう!
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北穂高岳山頂から見た大キレット


5:22 槍ヶ岳山荘発
暗いうちに支度を整え外に出ると、ご来光を槍ヶ岳山頂で見ようという人たちのヘッドランプが槍の穂先で動いている。
わたしたちは今日も朝食をお弁当にしてもらって早出。
・・・のつもりが、ご来光を見ていたら5時に朝食を食べた人たちとあまり変わらぬ出発時間になってしまった(^-^;)
でも絵に描いたような素晴らしいご来光だったので、良しとしよう♪
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昨日見えなかった笠ヶ岳もきれいに見える。ホント姿のいい山だなぁ!
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5:32 飛騨乗越
槍ヶ岳山荘からテント場を過ぎ少し下ると、槍平方面と道を分ける飛騨乗越に着く。
南岳への矢印に従って直進。
雲海とはるか上層に薄い雲があるけれど、ちょうど山の高さの視界はクリアで、北アルプスの山々はもちろん、富士山や南アルプス、八ヶ岳なども近くに見える。


5:47 大喰岳
飛騨乗越から緩く登ると大喰岳。
わずかな登りなのに体が重い!高度のせいかな(゚ー゚;Aアセアセ
大喰岳の山頂付近は広くなだらかで、顕著なピークは見当たらない。
振り返ると槍ヶ岳と槍ヶ岳山荘がよく見える。
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まだ歩き出したばかりなので、そのまま中岳へ向かう。
大喰岳から中岳までは快適な稜線散歩。
右手に笠ヶ岳、左手に常念岳を見ながら歩く。
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絶景の稜線歩きなのに、先に待ち受ける大キレットのことを考えると、眺めを楽しむ余裕はあまりなかったり(^-^;)

6:32 中岳
中岳直下はハシゴもかかる岩場になっている。
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背後では大喰岳の右に槍ヶ岳が顔を出している。
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前方は南岳方面の稜線と鞍部の南岳小屋、北穂山頂直下の北穂高小屋も見えるけれど、大キレットは深く切れ落ちているためよくわからない;
ここで朝食を食べてから出てきた同室のご夫婦に追いつかれてしまった。
親に近い年齢のご夫婦だけど、山やスキーで鍛えているそうで、さすがに健脚!
大キレット方面に向かう人は少ないので、知り合いに会えてホッとする。
写真を撮りあったりして10分休憩。

7:49 南岳
中岳から岩のゴロゴロする鞍部に下って、南岳へ登り返す。
このあたりにきてようやく体の重さから解放され、調子が出てきた♪
ほとんどがザレた緩い登りだけど、一部こんな岩場もある。
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南岳山頂からすぐ下に南岳小屋が見える。
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あの先がいよいよ大キレット!
緊張感が高まってくる・・・

7:57 南岳小屋
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ザレた道を下り、南岳小屋に到着。
ここで腹ごしらえと難所を越える準備のため30分ほど休憩。
先ほどのご夫婦は「北穂小屋で会いましょう」とそのまま大キレットへ。
その言葉を励みに、大キレットへ向かう。
・・・が、南岳小屋の外れにあるこんな看板↓でまたまた萎縮(笑)
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「近年これより先の大キレットでは重大事故が頻発しています。大キレットは難易度・スケール共に日本屈指のハードなルートが続きます。いま一度、天候・体調・装備などを確認の上、事故のないように気を引き締めて。無事に通過されることを願います。」
気合を入れ、踏み跡を辿って左の岩峰へ向かう。
岩峰を登り切り、大キレットへ下り始めて間もなく、ダンナさまが「どうやって降りるんだ?」と足を止める。
切り立った岩壁にペンキマークや鎖はなく、どこから下ればいいのかわからない。
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えー!こんな険しい岩場で自分たちでルートを見つけながら進まなきゃならないの??
それって、わたしたちには難易度高すぎるんじゃ・・・?(゚ー゚;Aアセアセ
絶対に目印があるはずだと、ダンナさまにマークを探してもらうと、遥か下にならあるという。
・・・本当にここから降りるのか??;
どうもおかしいので、登り返すことに決めて岩峰の上まで戻ると、右手から人が登ってくるのが見える。
やっぱり間違えてた~!
地図を見たらどうやらシシバナという展望台だったらしい。
印の多い北アルプスの登山道で道迷いなんて・・と思っていたけど、なるほど、こうやって迷うんだな; 危ない危ない(^-^;)
そうでなくても緊張してるのに、余計神経すり減ったよ~;
あとで写真を確認したら、さっきの南岳小屋の看板にちゃんと
「←獅子鼻 北穂高岳→」 って書いてあった・・・(-_-;)

8:41 大キレット入口
迷い込んだシシバナの岩峰で20分弱のロス;
仕切りなおして右手のガレた傾斜を下り始める。
ちょうど登ってきた若い男性に「大キレットどうでした?きついですか?」と尋ねると
「凄まじいです。本っっ当に気を付けてください!」 との答え・・・
凄まじい・・?(゚ー゚;Aアセアセ
想像していた以上にヤバそうな答えにさらに緊張感が高まる;
南岳からの下りは最初はザレた滑りそうな道で、だんだん岩場の急下降になる。
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ところどころ鎖はあるし、最後の垂壁には長いハシゴがかかっているのだけど、ザックが邪魔だったり、傾斜がきつく足元が見えづらかったりで、かなり気を遣った。
下りてきた南岳の南壁を振り返る↓
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9:22 最低コル
南岳の南壁を一気に下り、細い稜線を進む。
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少し行った平らな場所が最低コルらしい。ここで小休止。
これから北穂まで、300m以上登ることになる。
北穂山頂まで、直線ならわずかな距離に見えるのになぁ・・・
最低コルから長谷川ピークへ向けて細い岩稜を行く。
このくらいの岩場ならそう珍しくはない。
たしかに落ちたらただでは済まないけれど、それはどこの山でも同じこと。
切れ落ちてるのが数百mだろうが数十cmだろうが、次の一歩を確実に踏むだけ。
そう思うと「大キレット」という名前にビビッていた気持ちが消え、岩場歩きが楽しくなってきた♪

10:14 長谷川ピーク
岩の積み木のような稜線を登っていくと、ペンキで「Hピーク」の文字がかかれた岩が!
ここが長谷川ピークかぁ。
大キレットを眺めたとき、一際目立つ切り立ったピーク。
このあたりからルートは少し東寄りに向きを変える。
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足場が狭くて広角で撮れない(笑)
長谷川ピークの少し先の馬の背あたりは、細い岩の稜線上を進んでいく。
太い鎖もつけられているけど、動く鎖より岩につかまったほうが安心なので、あまり鎖は使わなかった。
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最後に岩を信州側から飛騨側に乗っ越すあたりが高度感があって怖いらしい。
「うわ~、ここやばい」といいながら通過するダンナさまの後ろを「え~、どこどこ?」と言いながら通過。ダンナさまは呆れ顔(^-^;)
岩を跨いで座り、「イエ~イ!県を乗越し~♪」とやったら、とうとう「サルめ!」と暴言を吐かれた(>_<)
この頃には両脇が切れ落ちてるとか、風が吹いたらどうしようとか、そういうネガティブな考えは頭から完全に消していた。
ひたすら数m先のルートを示す〇印と、足や手を掛ける岩の確認だけに集中する。
常に三点確保!たまに遠くの山々を眺めるけれど、足元の崖は見ない!(笑)

10:35 A沢のコル
長谷川ピークから下り、少し開けた鞍部、A沢のコルに到着。
大キレット中の数少ないホッとできる場所で、ザックを降ろして20分ほど休憩した。
あ~、笠ヶ岳がきれい・・・♪
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ここから次の難所、飛騨泣きの登りが始まる。
そそり立つ岩壁を手足を使って登っていく。
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一見しっかり壁の一角を成しているような岩も、触れると動くことがある。
一歩一歩、手の掛けられる岩、しっかりした足場を探りながら登っていく。
これってもう、ボルダリングっぽくない??
途中、越えてきた長谷川ピークを振り返る。
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あんなとこにいたんだ・・・嘘みたい(^-^;)

11:10 飛騨泣き核心部(?)
たぶん、このあたりが飛騨泣きの核心部分と言われてる場所だと思う。
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ダンナさまのつかまっている岩と正面の垂直に近い岩壁の間には短く細い通路があり、両側は窓のように開いて切れ落ちている。
正面岩壁には左下の矢印あたりにステップが取り付けられ、その下にも2本、杭が打ってある。
杭とステップを足掛かりに、真ん中あたりの矢印付近から垂れたちょっとアヤシイ鎖を使って登り、〇印のある飛騨側をトラバースしていく。
岩壁の裏側に回り、今度は信州側を鎖とステップを使ってトラバース。
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足元はどこまで切れ落ちてるのか知らないけど、すぐ下にハイマツが見えるので、個人的にそこを地面とする!(笑)
飛騨泣きを越えると、いよいよ北穂高岳への登り。
見上げるような急傾斜の登りで、今までの岩場より大変なんじゃないかとウンザリ;
浮石や崩れやすい壁、足場には滑る砂や小石が積もっていたりで慎重さが必要。
途中10人ほどのパーティが降りてきた。
落石が怖いので下りの人たちに道を譲り、狭い足場に避けて長いこと待つ。
ここを下るのは骨が折れそうだなぁ;
無事すれ違いを終え、北穂に向けて最後の登り!
小屋のテラスから先行したご夫婦が覗いているのが見える。あと一息!
それにしても、最後まできっつい登りだなぁ。
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12:00 北穂高小屋
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やった~!無事大キレット通過!
小屋の裏手からテラスに向かうと、先に着いていた方たちが拍手でお祝いしてくれた。
嬉しさや解放感や疲れや達成感や、いろいろなものがドッと押し寄せてくる。
いや~、ほんとに大キレット渡ってきたんだなぁ・・・
テラスから通ってきた険しい稜線を眺め、感慨に浸る。
迎えてくれたベテランのご夫婦と大キレットの感想を話し合ったところ、わたしと奥さんは南岳からの下りが一番嫌だった場所で、ダンナさまとあちらのご主人は長谷川ピーク先の馬の背の乗越しが一番スリルがあったという。
一ヵ所だけわたしと奥さんは足が届かずに難儀した場所があったけれど、どうやらそこは左側にステップがあったらしい。
後ろ向きに降りてるから見えないんだよね(^-^;)
どうも苦労した場所が一緒だ(笑)
お喋りの間にも大キレットから登ってくる人たちがいて、みんなで拍手で迎え、喜びを分かち合った。
共に難所を越えてきた連帯感、なんかいいかも♪
長いことテラスや山頂で展望を楽しみ、無事縦走できたら食べようと持ってきたご褒美のパウンドケーキでお茶にした。
大キレットを眺めながらのパウンドケーキとコーヒー、最高に美味しかったなぁ!
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北穂高小屋は涸沢フェスティバルの最終日のせいか、けっこう混んでいたけど、2畳ほどのカイコ部屋にダンナさまと二人だけで寝られた。
今夜は大キレットのプレッシャーから解放され、ゆっくり休めるな♪
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北穂側から見た飛騨泣き
by mo-mo-115 | 2012-08-28 21:03 |
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